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| A. どちらかというと暑がりである。 | ||||||||
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| ⇒ | ・体力は普通以上、どちらかというと便秘がち。 | ⇒ | ・肩こりしやすい。女性の場合には月経時期に一致して症状が悪化する。 | ⇒ |
桃核承気湯（トウカクジョウキトウ） | |||
| ⇒ | ・肩こりする事は余り無い。女性の場合には月経時期に一致して症状が悪化するということはない。症状の程度はいつも同じか、または月経時期と関係なく悪化する。 | ⇒ | ・不眠がち、またはイライラしやすい。 | ⇒ | 黄連解毒湯（オウレンゲドクトウ） | |||
| ⇒ | ・夜はぐっすりとよく眠れていて、精神的にも安定している。 | ⇒ | 清上防風湯（セイジョウボウフウトウ） | |||||
| ⇒ | ・体力が無く疲れやすい、どちらかというと下痢がち。 | ⇒ | ・肩こりしやすい。女性の場合には月経時期に一致して症状が悪化する。 |
⇒ | 加味逍遙散（カミショウヨウサン） | |||
| ⇒ | ・肩こりする事は余り無い。女性の場合には月経時期に一致して症状が悪化するということはない。症状の程度はいつも同じか、または月経時期と関係なく悪化する。 | ⇒ | 荊芥連翹湯（イガイレンギョウトウ） | |||||
| B. どちらかというと寒がりで冷え性である。 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ⇒ | ・肩こりしやすい。女性の場合には月経時期に一致して症状が悪化する。 | ⇒ | ・口周りに特にニキビができやすく、ニキビは白ニキビが多い。 |
⇒ | 当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン）＋桂枝茯苓丸加芎苡仁（ケイシブクリョウガンカヨクイニン） | |||
| ⇒ | ・口周りにだけ特にニキビができやすいわけではない。 |
⇒ | ・花粉症・アトピーなどのアレルギー疾患があり、症状も強い。 |
⇒ | 十味敗毒湯（ジュウミハイドクトウ） ＋桂枝茯苓丸加芎苡仁（ケイシブクリョウガンカヨクイニン） | |||
| ⇒ | ・花粉症・アトピーなどのアレルギー疾患はないか、症状は軽い。 | ⇒ | 荊芥連翹湯（ケイガイレンギョウトウ）＋桂枝茯苓丸加芎苡仁（ケイシブクリョウガンカヨクイニン） | |||||
| ⇒ | ・肩こりする事は余り無い。女性の場合には月経時期に一致して症状が悪化するということはない。症状の程度はいつも同じか、または月経時期と関係なく悪化する。 | ⇒ | ・口周りのニキビや白ニキビが出来やすい。 |
⇒ | 当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン） | |||
| ⇒ | ・口周りにだけ特にニキビができやすいわけではない。 | ⇒ | ・花粉症、アトピーなどのアレルギー体質である。 | ⇒ | 十味敗毒湯（ジュウミハイドクトウ） |
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| ⇒ | ・アレルギー体質ではない。 | ⇒ | 荊芥連翹湯（ケイガイレンギョウトウ） | |||||
漢方初心者でも今すぐ処方できる。
漢方薬の難しい理論や難解な表現を省き、覚えやすく説明。
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葛根湯（カッコントウ） | ||||||||||||||
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| 風邪には葛根湯（カッコントウ）。あまりにも有名です。 でも実は、悪寒の時期（風邪の初期）のみで、 肩こりにも効くことはあまり知られていないのです。 | |||||||||||||||
| オススメのタイプ | 汗をかきにくい体質の方で肩〜首にかけての凝りがある方。 | ||||||||||||||
| 特徴 |
軽く汗をかく程度にからだを温め、初期の感冒・肩こり・じんましん・神経痛を改善します。 | ||||||||||||||
| 適応症 | 感冒（鼻かぜ）の初期 肩こり じんましん 上半身の神経痛 | ||||||||||||||
| 生薬構成 | ・基本処方である桂枝湯（ケイシトウ）に、カッコンとマオウを加えた処方。 ・カッコンは肩〜首の凝りを緩和し鼻づまり改善作用がある。 ・マオウ＋ケイヒはからだを温め発汗させる作用を持つ組み合わせ。 |
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| 処方のコツ | ・冷え性の慢性的な肩こりには継続投与する。 ・感冒の初期にも適する。ただし、悪寒があり汗をかかない場合。 ・感冒の初期で悪寒があり汗をかく場合は桂枝湯（ケイシトウ）を。 ・感冒の初期で鼻炎症状が特に強い場合は、葛根湯加川芎辛夷（カッコントウカセンキュウシンイ）を。 ・感冒の初期で咳の症状が特に強い場合は、麻黄湯（マオウトウ）を。 ・感冒で発熱が継続し悪寒がない時期に進んだ場合には適さない。 |
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| 処方上の注意 | ・カンゾウ（グリチルリチン。アルドステロン類似物質）を含むので、他のカンゾウを含む漢方薬と重ならないようにし、
偽性アルドステロン症【腎尿細管でのＮａ再吸収、Ｋ排泄促進→低Ｋ血症、高血圧】の発生に注意する。 ・マオウ（エフェドリン）を含むので、高血圧症には慎重投与。 ・添付文書 |
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